洗濯機に水がたまらない時、操作パネルに何らかのエラーコードやエラーメッセージが表示されることがあります。このエラー表示は、洗濯機が異常を検知したことを知らせる重要なサインであり、原因究明の手がかりとなります。エラー表示が出た場合は、慌てずに、まずはその内容を確認し、取扱説明書を参照して対処しましょう。エラーコードの種類は、洗濯機のメーカーや機種によって異なりますが、給水関連のトラブルでよく見られるエラーコードとしては、以下のようなものがあります。* 給水エラー（例：E1、C1、U11など）: 給水が正常に行われていないことを示すエラーです。一定時間内に規定量の水がたまらなかった場合に表示されることが多いです。 * 水位センサーエラー: 洗濯槽内の水位を検知するセンサーに異常がある場合に表示されます。 * 給水弁エラー: 給水弁（電磁弁）の故障や不具合を検知した場合に表示されることがあります。 エラー表示が出た際にまず試すべきことは、洗濯機の取扱説明書を確認することです。取扱説明書には、各エラーコードの意味と、それに対する具体的な対処法が記載されています。例えば、「給水エラー」が表示された場合は、水道の蛇口が開いているか、給水ホースが正しく接続されているか、給水フィルターが詰まっていないかなどを確認するように指示されていることが多いです。これらの基本的なチェックポイントを確認し、問題を解消することで、エラーが解除され、正常に運転できるようになる場合があります。また、一時的なエラーであれば、洗濯機の電源プラグを一度抜き、数分待ってから再度差し込むことでリセットされることもあります。しかし、取扱説明書に記載されている対処法を試してもエラーが解消されない場合や、同じエラーが頻繁に表示される場合は、洗濯機本体の部品の故障（給水弁、水位センサー、制御基盤など）が考えられます。このような場合は、無理に自分で修理しようとせず、メーカーのサポートセンターや、専門の修理業者に連絡し、点検・修理を依頼するようにしましょう。