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夜、家の中に蜂がいたらどうするべき?
夜、家でくつろいでいる時に、照明の周りを飛ぶ蜂の姿を見つけてしまったら。昼間の遭遇とはまた違った、独特の不気味さと恐怖を感じるものです。夜間の蜂の対処法は、昼間とは少し異なるポイントがあり、それを知っているかどうかが安全な対処につながります。まず、夜の蜂は、昼間ほど活発に飛び回ることはありません。特に気温が下がっていると、動きはかなり鈍くなっています。しかし、部屋の照明に引き寄せられて興奮している状態なので、油断は禁物です。昼間と同様に、大声を出したり、急な動きをしたりして刺激しないことが大前提です。夜間の対処法で最も有効なのは、やはり光を利用した誘導作戦です。しかし、昼間と違うのは、外が暗いという点です。そのため、単に窓を開けるだけでは、蜂は外の暗闇に出ていこうとはしません。むしろ、部屋の中の明るい照明に執着し続けます。そこで、少し工夫が必要になります。まず、蜂がいる部屋の照明を消します。部屋は真っ暗になり、蜂は一時的に混乱して動きが止まるか、壁や床にとまるでしょう。次に、その部屋の窓を大きく開け、窓の外、例えばベランダなどに懐中電灯やスマートフォンのライトなど、何か光源を置いて照らします。すると、室内の唯一の光であるその光源に向かって、蜂はゆっくりと飛んでいきます。無事に蜂が外に出たら、静かに窓を閉めます。この方法が、夜間における最も安全で平和的な追い出し方です。もし、外に光源を置くのが難しい場合は、部屋の照明を消した後、懐中電灯で窓の外へ続く光の道筋を作り、誘導してあげるのも良いでしょう。殺虫剤を使うのは、やはり最後の手段です。夜の静寂の中でパニックになりがちですが、光の習性を利用すれば、暗闇が逆にあなたの味方になってくれるのです。冷静に、光を操ることが、夜の戦いを制する鍵となります。